★1月オープン例会

左京支部1月オープン例会(2009.1.29)           

パネルディスカッション「アテにされていますか?ご近所に」
               ~中小企業と地域の関わりを考える~

 パネラー(株)ナカムラ 専務取締役 中村行則氏
     (有)レストラン思風都 代表取締役会長 土井善子氏
     (有)ウサミ商会 代表取締役 宇佐美賢一氏 
 コーディネーター 長谷川クラフト 長谷川尚男氏
     
 左京支部1月例会は、北地域会のオープン例会として開催され、参加者もゲストを交えて70名を超えました。
 今回は地域における中小企業とは何か、本当にアテにされる中小企業のあり方とは何かというヒントを、地域に根ざした事業展開をされているパネラーから地域に対する熱い思いを語っていただきました。
 ご承知のように3氏は京都同友会でも様々な役務を持ち、積極的に同友会活動をされているわけですが、「では地域ではどうなの」と言うところを聞かせていただきました。
 まず、中村氏ですが、学びと実践道場を通じて「何のために会社を経営しているのか」と言う基本的なところで思い悩み、出た答えが「家守り(いえもり)」と言う言葉だったと言われました。ご近所の方が困ったことがあれば何でも引き受ける。中には無償のものもありますが、それでも地域は我々が守るんだと言う意気込みを話されました。また最近では紙媒体で自社や地域の情報、お店紹介なども掲載し定期的に発行、より多くの方に会社のことを知ってもらうことに努力をされ、エコキャップの収集にも力を入れておられます。

 次に土井氏にお話を聞きました。飲食事業をなされて30年近くになるそうですが、アトピーの方に出会ったことで食の安心・安全に力を入れ、お客様の健康を第一にお料理の提供をされておられます。またお客様と一体になって考えた事例が、値上げの時の価格設定だそうです。ランチバイキングの価格をお客様からアンケートをとり、一番多かった価格を設定したことにより、値上げにも関わらずお客様が減少することは無かったと話されておられました。地域や行政に同友会の良さを少しでもアピールし、知ってもらうことによって大きな力となればと考えておられます。今、後継者が学びと実践道場でがんばっておられるそうです。

 最後に宇佐美氏から左京区の行政も一緒になって活動している左京区人づくりネットワーク委員会に参加しての感想も含めてお話がありました。左京支部では昨年から参加していますが、中学生と一緒になって行われるグループ討論など、中小企業家にとって大きな貢献ができる役割だと思われます。日本の事業者の80%を超える中小企業が力を合わせれば政策の実現も可能であることを認識し、中小企業が動かないと何も出来ないこともあるということも知ってほしい。行動する中小企業が大人や子供たちを変え、ビジネスパートナーにもなれることを示せば、地域や国にとっても大きな存在になると思う。そして地域から物を買い、少しでも利益の還元が出来れば中小企業の役割を果たせるのではとの報告がありました。

 阪神大震災から後、よく地域力という言葉が使われだし、その本質は概ね「地域資源の蓄積力」「自治力」「関心力」により培われると言われますが、地域における環境条件や組織とその活動の積み重ねが地域資源であり、地域の抱える問題を自らのことと捉え解決に向け組織的に対応する力が自治力、また関心力は参加意識だと思います。地域環境に関心を持ち常に向上心を持って定住していこうとする気持ちが大切だと思われます。
 
 グループ討論は「あなたにとってアテにされる企業作りとは何ですか?」というテーマでなされましたが、パネラーの皆さんからも報告があったように、会社の経営理念をしっかり持ち、それに沿った事業経営を社員と一緒にしっかり実行することがアテにされる中小企業ではないかと結論づけされたようです。

□事業案内

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中小企業家同友会左京支部

広報はばたき委員会

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